●ティミー・アルカポーネの俳句巡礼●

第8回

《波平さん 舟さん寄りし 磯遊》

皆さんご存知、サザエさんのお父さんお母さん。毎日毎日うるさいサザエ・カツオから離れ金婚旅行で石川へ。静かに日本海を眺める二人。
しかしそこはサザエさん、おとなしく終る訳が無い。一向も家族旅行でばれない様に後を追い、旅館で二人の帰りを待つ。
そこへ波平・舟が戻りドッキリ成功!また一家揃ってドタバタ旅行へ。

《磯遊 やっと揃った サザエさん》

●四月の季語「磯遊(いそあそび)」…野遊び・山遊びのように、潮の退いた磯辺に遊ぶ春の行楽の一つであって、潮干狩りの一種ともいえるが、その間多少の相違がある。遊ぶ場所は、付近の景勝とする岬や島で、単に潮干の獲物をあさるというよりも、久しぶりの気晴らしという気分が多分に含まれている。ちなみに、「磯菜摘」は礁に生い茂っているくさぐさの磯菜を摘むことである。

※例題…沖合に鯨見えしと磯遊/六村 「流石!情景が浮かぶねぇ。参りましたm(__)m」

-2008.04.17(木)

 

第7回

《花見にて猪木の真似で春の風邪》

《服は何処桜の枝に引っ掛かる》

《春の風邪気合い一発元気ですかー!》

花見での事。彼はまだ新人だがムードメーカーの為、朝早くから黒いブリーフを仕込み、ブルーシートを持ち準備万端で花見会場の場所取りへ。その後続々上司達が集合。酒も大分入り待ってましたと服を脱いでの一句目。
その後チャンポンして大騒ぎ、朝早かったので裸のまま寝てしまい…「ほら、帰るよ!」での二句目。
千鳥足でフラフラと帰路に着きいつものベッドへ。そして次の日二日酔いなのか風邪なのか気分が優れぬまま起き上がっての下の句。しかし誰も居ない部屋で騒いでも気合い虚しく空回り、トイレへ直行…

とまぁ花見時期によくある新人サラリーマンを詠んでみました。

●二月の季語「春の風邪」…風邪は冬に多いが、春になっても余寒が厳しかったり、冴え返ったりするので、油断をすると風邪を引くことがある。しかし、冬の風邪と違い、春の風邪といえば何となく艶っぽい。

※例題…化粧して気分すぐれず春の風邪/虚子

-2008.02.22(金)

 

第6回

薬喰 邪気はいつでも 己かな

寒い季節に獣の肉を食べ身体の邪気を払いたいのだが、ここでもう一句。

鼻にくる 獣の肉は 勘弁を

鼻に抜ける臭いの物が食べられない…邪気が払えない…どうしよう…
ここで頭の句へ。
自分には厳しくという戒め。

●十二月の季語「薬喰(くすりぐい)」…鹿の肉は冬季以外では味がよくない。寒中に食べれば、身体の邪気をはらい血行を良くし、健康を増すという。そのため、これを薬喰というのである。他の獣類の肉も同じであるが、主として鹿を言い慣らしてきたものである。類似季語に、鹿売(ろくうり)。

※例題…妻や子の寝顔も見えつ薬喰/蕪村

-2007.12.16(日)

 

第5回

おさむさん 与作泣き出し 夜寒かな?

これは私・与謝野がまだ乳飲み子の与作を抱き、三日間の出稼ぎに出た愛するおさむさんへ向けて詠んだ句です。
十五夜に窓際で乳を飲ませてる時、ふと感じた夜寒…でもあなたはまだ船の上…寂しいけれどあなたの分身・与作は私の腕の中…泣き出した与作も同じにあなたを思ってると共鳴し幸福を感じた瞬間だった、との事です。

●十月の季語「夜寒(よさむ)」…秋、夜分に寒さを感じることをいう。手先が冷えたり、座った所を立ちたくないような気がしたり。また戸外へ出てふと夜寒を感じるというようなことも多い。

※例題…門の木に梯子かかりて夜寒かな/一茶

-2007.10.17(水)

 

第4回

《法師蝉 鳴きゃいいって もんじゃない》字余り

法師蝉、八月から鳴き始めるらしい。が、鳴きゃ良いってもんでもねぇべな!なんて最近思ってる。ここんとこ日差しが痛い位暑くそれだけでイライラするのに追い討ちを掛ける様に鳴かれても…
昔はこんなに暑くなかったと思うんだよね。そんな時お前の鳴き声を聞くと、お前を追い掛けて走り回った幼少期。ちょっと大人になって「あぁ夏だなぁ…」なんてかき氷を食べた青春期。お前との思い出はそりゃ沢山あるさ。でも今は…五月蝿いとは言わないさ。お前の短い一生だ。好きに鳴きな!ただ…ただもう少し大人しくしてくれても…

●八月の季語「法師蝉」…八月から鳴きはじめる。鳴き声から名前を得ているが、「おしいつくつく」とも聞こえる。「筑紫恋し」と鳴くのだと書いた本もある。「づくづくし、づくづくし、ずくっしょ、ずくっしょ」と聞いて、この蝉が鳴き出すと、熟柿が出来ると言い伝えている地方もある。

※例題…秋風にふえてはへるや法師蝉/虚子

-2007.08.15(水)

 

第3回

《日向水 隣は何を 冷やすのか》

本来「日向水」とは生暖かい水を指す言葉らしい…がよく読みもせずイメージ先行で考えてしまったいた。頭の中にはカンカン照りの京都とか大内宿みたいな古来の建物前のちょっとした日陰で水を張った桶の中にスイカや胡瓜が入ってる画。考え直そうと思ったけどその画が消えずじまいでした…すいません。。。

●七月の季語「日向水(ひなたみず)」…烈日下に、水桶や盥を出して日光で温めた水をいう。洗濯に使ったり浴の水にしたりする。浅い盥の水などは熱いくらいに沸くこともあるが、俗にあまり熱くないのを日向水のようだというくらいで、生温くなる程度である。

※例題:日向水かぶりてその日暮らしかな/曉水

-2007.07.02(月)

 

第2回

《春日傘 雨は降らずも 桜散る》

良い季節ですなぁ…ほのぼのと桜見ながらビールを呑みたいです!

●四月の季語「春日傘(はるひがさ)」…春の日傘は概して淡彩で、華やかな中にも楚々たる趣があり、自ら夏の日傘とは異なるようである。※類似季語「春の日傘(はるのひがさ)」

※例題:春日傘持ちかへて手をつなぎけり/清河

-2007.04.15(日)

 

第1回

《針供養 それより治療を して欲しい》

結局鍼治療に行きたいって事ですねん!!!

●二月の季語「針供養(はりくよう)…一年中に折れたり曲がったりした縫い針を奉る行事で二月八日に行われる。この日は針仕事を休み、淡島神社へ参詣して損じた針を納めるのである。※類似季語:針祭る、針納め」

※例題:片づけて子と遊びけり針供養/つる女

-2007.02.20(火)

 


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